せがわしっぷびるでぃんぐ

ポケモンアイマスやってる人の不定期日記です

アイドルマスターシリーズにおける’ソロ楽曲'の意義

序論

同僚の皆様,本業は順調でしょうか.筆者は恒例の「アイマスが忙しくてアイマスができねえ」生活を日々楽しく送っております.

さて,現在アイドルマスターシリーズにはざっと300人ちょっとのアイドルがいて,そのうち約200人くらいは声がついていて,ほとんどが’ソロ楽曲'を持っています.このソロ楽曲はしばしば’アイドルの名刺代わり'と言われていて,そのアイドルを象徴することがあります.

そこで「さて,アイドルの名刺ってなんでしょうね」について筆者の脳内を垂れ流すのが本文です.

一般的な名刺について

今時,社会人はもちろん,場合によっては大学生でも名刺を持っていたりします.さて,そこに何が書いてあります?大抵は以下で挙げられるものがほとんどではないでしょうか

・所属(社名,部署)

・肩書き(役職とか,博士号とか)

・連絡先(社の住所,電話番号,社用メールアドレス)

これらが日英で両面になっている.これがスタンダードだと自分は思っています(筆者の名刺はなぜか日本語のみの片面です.このご時世にやる気なさすぎでしょはよ英語も書け弊社).連絡先はともかくとします.所属と肩書きで何を伝えたいのかと考えたことはあるでしょうか.

社名/役職によるマウントを考えた方は心が汚れていると評せざるを得ません. 筆者は,この2つで’自分はこういう仕事をしている/こういうことができる'を伝えていると思っています.所属が分かれば大体業務内容の方向性は予測できるし,役職からは守備範囲をなんとなく察することができます.資格が明記されていればそれを得るにあたって試験を突破していることが分かりますし,博士号が明記されていれば少なくとも何か一つのことについて世界で最も詳しい人間である(あった)ことが分かります.

アイドルの名刺とは

本題に入ります. 上記を踏まえながらアイドルという職業の特殊性を考えて,名刺として受け取る相手に何を伝えるべきなのか.4〜5分の楽曲という枠で,何を表現するのか.

筆者は,やはり’アイドルとしての方向性'なのではないかと思います.どういった売り出し方をしている(したい)のか,それを伝えるのがアイドルマスターシリーズにおけるソロ楽曲なのではないでしょうか.本題短くない?

結言

たまにではありますが,アイドルの人間性や内面を投影したようにも受け取れるソロ楽曲が発表されます,もちろん2曲目以降とかなら,まあそういったパターンもなしではないかなと思うのですが,「実は私はこういった性格/内面を持つ人間なんです」といった内容を,アイマス世界におけるファンの立場で考えると,受け取り方に困るんじゃないでしょうか.

そりゃファンは自分の’推し'を知りたがるでしょうけど,じゃあシンデレラのウサミンとか仁奈とか,ミリオンの志保とか桃子とか,Mの桜庭とか,シャニの冬優子,愛依の本当のところ,知りたいですか?プレイヤーはアイマス世界におけるプロデューサーですから見てるし知ってますけど,何も知らないファンだったとしてなら見ない/知らない方が幸せだと思うんですよね.そんな御涙頂戴みたいなコンテンツがアイマス世界において放映されてたら,ただの感動ポルノじゃないですか?24時間テ○ビじゃないんだから.そもそも本人たちがそんなことを望むとは思えないのが筆者の解釈です.

断っておきますが,キャラクターの二面性は一種のプロ根性の賜物なので,それを否定する気は全くありません,むしろ,だからこそその’裏面'をファンにみすみす見せるような曲は個人的には好まないというのが,ここまでの駄文の結論(建前)であります.

ただし,ここまでは全て’アイマスの楽曲はアイマス世界においてアイドルの楽曲として売られている(現実世界に向けて制作されたものではない)'という前提,ある意味のロールプレイの下であるというPと公式の共通認識が必要です.全てのPがその認識を持っているとは考えられないのは当然ですが,せめて公式にはそうあってほしいな,と筆者は思っています.

実際のところどうなんでしょうね.ライブイベントが特に顕著ですが,仮にPと公式がアイマスにおいてはこのロールプレイがあると考えていても,現実問題としてPは決してプロデューサーではなく観客で消費者です.本当のプロデューサーはバンナムにしかいません.未だにこの矛盾に対する完璧な回答を,筆者は用意できません.誰か教えてくれ.今のところは’P舞台装置説'で納得させていますが,もう少し腑に落ちるものが欲しいです.

最後に

数ヶ月前,有栖川夏葉のソロ曲が筋肉体操にならなくてよかったと安心しました(心からの本音).